El Capitan (10.11.3)にアップグレードしました

昨日、OSをEl Capitanにアップグレードしました。

バージョンは出たばかりの10.11.3です。

App Storeの書き込みを見ていると、まだアップグレードの失敗談が多いのですが、よく見ると古いMacへのインストールや、メモリが少ないMacが多いように見えました。逆に比較的に新しいMacにインストールした人の書き込みは、いい内容が多かったので、このタイミングでアップグレードしました。

結果は、今の所何の問題もありません。スピードも速くなりました。

ちなみに使っているのは、MacBook Air 13inch (Mid 2013)です。

前バージョンのYosemiteがヨレヨレだったので、早めにアップグレードして正解でした。

El Capitanにアップグレードすると、新しい機能が使えるようになります。

1)Split View

  画面を2分割して使うことができます。

  例えば、左にSafari、右にメモを2分割で開いて、コピーしたいところをメモに

  コピペすることが簡単にできます。

  ただし、13inchの画面を分割すると、それぞれの画面が小さいので、やはり大画面

  のiMacで使ったほうがメリットがありそうです。

2)メモ

  「メモ」アプリが刷新されました。今までテキストしか書き込めませんでしたが、

  新らしいメモでは、写真、動画、PDF等を添付できます。

  次に「リスト」が作れるようになりました。

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iCloudでメモを共有しているとiPhoneのメモアプリにすぐに反映されます。

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これはかなり便利です。

 

ただし、El Capitanから導入されたrootlessは、古いインストーラーではアプリをインストールできないかもしれないことがあるようです。

rootlessとは:

「最新のEl Capitanでは、このroot権限を持つユーザーをアクティベートしてもシステム内の重要なエリアには一切触れないようにした。これが「rootless」と呼ばれる仕組みだ。具体的にはパソコンをコントロールするための「キモの部分」である/System、 /bin、 /sbinあるいは /usrなどのディレクトリー内にはrootユーザーであっても手が出せない。アップルではrootlessという専門用語ではなく、「システム整合性保護」という名前でこの機能を提供している。」

アドビのソフトは要注意かも。

 

El Capitanはリリース後、4ヶ月でインストールできました。

次回は初めから安定したOSを出して欲しい。

 

では、では。

 

 

27年分確定申告書を早々と作成してみた

昨日、27年分確定申告書を作成しました。

昨年、長年勤めた会社を退職したので、退職後の確定申告は初めて。

過去9年間、国税庁が提供する「確定申告作成コーナー」を使って確定申告していますが、e-Taxは使っていません。そのためだけに住基カードを作る気がしなかったし、導入時のトラブルも聞いていたから。よって、「確定申告作成コーナー」で作成した確定申告書を印刷して、医療費の領収書を添付して税務署に提出しています。

ただし、マイナンバーが確定申告に必要になり、個人番号カードを作るので、来年からe-Taxにトライしてみようかと思っています。

 

さて、今年の 「確定申告作成コーナー」の推奨環境は以下になります。

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 早速、Windows10に対応しています。この対応は早いですね。

Windows10に対応するブラウザは、Edge20とIE11です。

Macは10.10 (Yosemite)までが推奨環境です。10.11(El Capitan)はまだ推奨環境ではありません。しかし、動かないかどうかはやってみないとわかりません。上記の表は、国税庁が動作確認をしただけですから。

ちなみに10.10(Yosemite)の推奨ブラウザはSafari8.0ですが、私は10.10とSafari9.0(最新版)で作業を行いましたが問題ありませんでした。

 

Windows10で気を付けなければいけないのは、e-Taxを行う場合はEdge20は対応していないことです。

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Windows10でe-Taxを行う時は、IE11で作業する必要があります。

 

次にマイナンバーの扱いです。

今年からe-Taxで電子申告する時に住基カードに加えて、個人番号カードも使えます。ただし、マイナンバー通知が遅れて、まだ個人番号カードが届いていない場合は、有効期限が切れていなければ住基カードを使った方が安全です。

あと、確定申告書にマイナンバーを記載するのは、28年分確定申告書からですので、来年の確定申告からです。

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その際、確定申告書にマイナンバーを記載するだけではなく、提出する時に、

1)個人番号カード

2)通知カード+本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)

を提示する必要があります。

申告書を郵送する場合は、そのコピーを付けて提出する必要があります。

印刷した確定申告書を提出する際にも個人番号カードが必要なら、来年からe-Taxで電子申告する人が増えそうです。

結論としては、今年の確定申告にはマイナンバーは必要ありません。

 

最後に、私事ですが、昨年7月に退職し年末まで再就職しなかったので、通常とは違う確定申告になりました。

必要なのは、退職後に受け取る源泉徴収票です。ただし、この源泉徴収票は年末調整はされていません。

追加で必要なのは:

1)退職から年末までに支払った国民年金

2)退職から年末までに支払った健康保険料

3)生命保険支払い額

会社に在籍中は、上記については会社が年末調整をしてくれるので、それ以外の控除対象がなければ確定申告をする必要がなかったのです。

あと、一番迷うのは、退職金の確定申告です。

退職金の確定申告は、退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を会社に提出していれば、退職金に関して確定申告する必要はありません。もし、提出していないようなら、退職金に関しても確定申告をしなければいけません。

ただし、退職金は給与とは区別して、単独で確定申告します。このことを「分離課税」といいます。

だから、

1)「退職所得の受給に関する申告書」を提出したかを確認して、

2)提出していなければ、給与所得の確定申告とは別に単独で確定申告をする

ことになります。

 

いろいろ細かい注意点がありますが、きちんと確定申告して還付金をゲットしましょう。

 

では、では。

 

何故、日本のメーカーがEARINを作れないのか考えてみた。

今年になって初めての投稿。4ヶ月ぶりの投稿になる。

全然遅いけど、明けましておめでとうございます。

さて、1ヶ月前に注文したEARINが本日届いたので、使用感と共に、何故このようなガジェットを日本のメーカーが作れなくなったのか考えてみた。

 

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このEARINは"Designed in Sweden. Made in China"である。Appleは、"Designed in California, Made in China"で、つまり設計は自国で行い、製造は中国で行うパターンだ。

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化粧箱もAppleを真似て綺麗に仕上げてある。中国生産だからと言って馬鹿にできない。

 

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カプセルを充電中。イヤピースは75分フル充電で、2時間半使える。喫茶店で勉強する時間にちょうどいい感じ。ケーブルのないイヤフォンの自由度に慣れると絶対ケーブル付きには戻れない。

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Bluetooth接続も自動で行ってくれる。カプセルからイヤピースを外すと自動的にBluetoothがオンになってiPhoneに接続してくれる。カプセルに入れると自動的にBluetoothがオフになる。このぐらいは今では当たり前だが、昔の日本の製品は設定が難しかった。やはりソフトはよくできている。

 

実はこのEARINは、最初クラウドファンディングのKickstarterに上げられて見事目標のファンド額を集めて製品化にこぎつけた。

昔なら、クラウドファンディング出資者を対象に少量を生産して販売することはできたが、スウェーデンの小さなスタートアップ会社が全世界に販売することは不可能だった。結局、販売価格に見合う製造を自国で行うことができなかったからだ。でも、今は中国でなんでも作れる。それも品質に妥協せずにだ。

でも、EARINを見てつくづく思うのは、”なんでこれをSONYが作れないの?こういうの得意なんじゃないの?”ということ。SONYBluetooth対応のイヤフォンは作っているが、Bluetooth受信機にケーブルイヤフォンが繋がっている。これでは意味がない。

しかし、絶対社内ではアイディアとしては上がっていると思う。それを上層部が潰しているんだろう。ハイレゾオーディオをプッシュしてるのなら、このぐらいのイヤフォンをウォークマンに付ければヒットすると思うのだが。(甘いか?)

実際にAppleは、時期iPhone7でイヤフォンジャックをなくすみたいで、その代わりにBeatsブランドでEARINのようなワイヤレスイヤフォンを開発中のようだ。(付属ではなく、別売のようだが)Appleは大企業になっても攻めてますね。

ただし、SONYも自社のクラウドファンディングを立ち上げて、そこからWena Wristという1億円をファンドとして集めたガジェットを発売する。このプロジェクトを立ち上げたのは20歳台のSONYエンジニアだ。ちゃんと社内にいるじゃん。やっぱり、上で潰してたんだ。

時代は、万人に売れる物よりニッチで売れる物にお金を払う。昔はニッチ製品を手頃な価格で製造できなかったが、今は中国でなんでも作れる。

今更、日本メーカーがファブレスになったところで、売れるアイディアが出てくるとは思わない。

若者は、大企業に入らずにすぐに起業して、”ナンバーワンよりオンリーワン”を目指そう。

 

大胆予測:SMAPは今年中に解散する。

 

では、では。

 

 

 

 

 

個人型確定拠出年金(DC)はこんなにお得!

タイトルで結構煽ってしまいましたが、個人型の確定拠出年金(DC)に加入できる人は以下の条件に当てはまる人に限られています。

1)60歳未満で:

 A)第1号被保険者(自営業、無職)又は

 B)第2号被保険者(サラリーマン等)で勤務先に企業年金がない

よって、サラリーマンで企業年金がある方、公務員、専業主婦は個人型DCには加入できません。ただし、公務員、専業主婦にも個人型(DC)に加入を認めるよう法律改正が話し合われているので、近々に加入ができるようになるかもしれません。

あと、以上の条件の人も国民年金に加入していないと、個人型DCには加入できません。

 

既にお勤めの会社で企業型DCに加入されていれば、その会社で用意されたDCに加入するしかありません。

もしその会社を60歳未満で退職することになれば、今まで積み立てた年金を移換する必要があります。

1)転職する会社にDC制度があれば、そのまま次の会社のDC制度へ移換

2)転職する会社に給付型年金制度はあるがDC制度がなければ、個人型DCへ移換するが、新たな拠出はできない。運用指図のみ行える。

3)転職する会社に企業年金制度がなければ、個人型DCへ移換

4)会社に転職しない場合は、個人型DCへ移換

DCのメリットは、会社を転職してもそれまでに積み立てた退職年金を持ち運べることです。

 

では、個人型DCにはどんなメリットがあるのか説明します。

1)拠出:掛金が”全額”所得控除の対象

     つまり年間30万円を掛金に拠出したら、確定申告で課税所得から”全額”

     30万円が所得控除できます。これが一番のメリットです。

2)運用:運用時の運用益が非課税

     通常の預貯金、株の毎年の運用益には税金が掛かりますが、DCの

     運用では、60歳にDCを受け取るまで運用益に税金が掛かりません。

3)給付:60歳になると、DCを年金として毎月受け取るか、退職金として一括して

     受け取るか選択できます。

     ー年金として受取る場合、雑所得として課税されるため、公的年金控除が

      適用されます。

     ー退職金として受取る場合、退職所得控除が適用されます。

以上のように拠出、運用、給付時に掛かる税金が控除されるので、銀行、証券会社で運用するより断然お得です。

ただし、デメリット(?)としては、個人型DCに預けた資産は原則60歳まで引き出すことはできません。 

 

では、運用する時にどの商品で運用するのがいいか?

これは自分で決めて、運用結果については自己責任になるのですが、まず確認するのは、其々の運用商品に掛かるコストです。

DCの運用に掛かるコストは:

1)運用管理手数料:

  これは、DCを運用する機関(銀行、証券会社等)に支払う年間手数料です。これ

  は運用機関によって差があります。4000円から5000円のところが多いです

  が、これは運用が儲かっても損しても引かれますから大きいです。

  この中で、SBI証券は預けるDC資産が50万円以上なら手数料が無料です。

  この差は大きいです。毎年4000円以上利益を上げないと手数料分だけ損する

  ことになるわけですから。

2)信託報酬:

  これは運用商品の資産額に対して掛かる費用です。おもしろいのは同じ商品でも、

  運用する機関によって信託報酬率が違うことです。

  自分が運用する商品の信託報酬率を調べて一番低い機関を選ぶのがいいでしょう。

 

さて、最後にどの金融商品で運用するのがいいのか?という課題が残ります。

私がオススメする金融商品は、先進国株式インデックスファンド(MSCIコクサイ)です。なぜこの金融商品なのかというと:

1)インデックスファンドは、MSCIコクサイをベンチマークとしたファンドで、信

  託報酬が安い。

2)普通の人の資産は、日本円の預貯金、株、不動産で運用されており、DCで

  運用する資産は全資産のわずかな割合であることが多い。それなら、資産

  アロケーションから見ても、海外資産で運用する方がよい。MSCIコクサイは、

  日本株を除く海外株式から構成されるファンドなので、日本円以外の資産を

  持ついい機会です。

そこでMSCIコクサイをベンチマークにする各社のファンドの信託報酬率を比較してみると:(2014年9月時点。少し古いですが)

1)住友生命:0.27%

2)SBI証券:0.2415%

3)岡三証券:0.74%

4)三井住友海上:1.03%

5)三井住友銀行:1.03%

6)三菱東京UFJ銀行:0.85%

7)日本生命:1.03%

比較すると、一番安いSBI証券と一番高い日本生命では信託報酬が4倍も違います。

これも儲かっても、損しても、年間の運用額に掛かってくるコストなので、安い

信託報酬を選ばないと毎年ガッポリ取られます。

 

結論としては、50万円以上のDC資産があれば、管理手数料が無料で、MSCIコクサイをベンチマークにするファンドの信託報酬も一番安いSBI証券がベストと言えます。

 

企業型確定拠出年金に加入している人は運用会社は選べませんが、信託報酬の安い金融商品を選ぶといいです。

専門用語が多く出てきてわかりずらいかも知れませんが、資産運用をうまく行うには、人任せにせず、自分で勉強した上で納得して行う方がうまくいきます。

 

個人型DCに加入できる人は一度調べてみてください。

 

では、では。

 

 

 

        

 

     

 

 

 

AppleはiPhone6sとAppleTVで任天堂をつぶす?

今日、Appleの新製品発表会が開催されました。

発表会の内容はすぐにストリーミングビデオでAppleのウェブサイトにアップされたので、2時間かけてじっくり観ました。

発表されたのは:

1)Apple watchの新しいカラー(ローズゴールド)とエルメスのバンド

2)iPad Pro

3)AppleTV

4)iPhone6s & 6sPlus

 

Appleは重要な製品を最後に発表する(いわゆるOne more thingで発表されるもの)暗黙の了解があります。

このルールに則ると、やはりiPhone6sが一番で、AppleTVが2番目になります。

なぜ、この2製品がトップ2なのか?

それは、この2製品が任天堂の息の根を止めるものになるからです。

 

Appleは革新的な製品を出す会社と思われがちですが、実は他者が出した製品をブラッシュアップして、使い勝手のいい製品に仕上げるのが得意な会社です。

今回、iPhone6sの搭載した"3D touch"で、携帯ゲーム機に必須のコントロールボタンを擬似的に搭載することができるようになりました。今までは、押した感覚が指に戻ってこないので、押したか、押してないのかがわかりませんでした。これで、任天堂が一番売った携帯ゲーム機であったNintendo DSに匹敵する”ゲーム機”をAppleが全世界で売りまくることになります。

次に新AppleTVは、任天堂が一番売ったWiiを真似た据え置きゲーム機に仕上がってます。新しいAppleTVは、

1)新設されたAppleTV用のApp Storeからゲームアプリが購入できるようになった。

2)新しいリモコンにジャイロが搭載されていて、Wiiのコントローラーのような使い方ができる。

こちらはまだまだ荒削りなので、すぐにゲーム機として人気が出ることはないでしょうが、ターゲットユーザは任天堂と同じTVの前に集うファミリーであり、任天堂が取り逃がしてしまったWiiユーザを取りに来ているのは明白です。

必ずAppleTVの機能をブラッシュアップして、ゲーム機として仕上げてくるでしょう。

 

結局任天堂は、Nintendo DSWiiを超える次機種を提供できませんでした。3DSWiiUは新しいワクワク感を提供できず、任天堂が停滞している間に、AppleはキチンとDSとWiiの成功要因を取り込んで、新しいゲーム機を開発したのです。

これはWalkmanを研究してiPodを開発したのと同じ手法です。

 

これで任天堂は来年発表する新しいゲーム機"NX"の成功ハードルがめちゃくちゃ高くなりました。これに失敗すれば、任天堂の生き残る道は、ゲームソフト専業になるか、(かつてセガがゲームハードから撤退したように)又はゲームから足を洗って、まったく新しいエンターテイメントを作り出すかしかないと思います。

でも、任天堂は昔トランプを売っていた会社だって今の若い人は知っているんでしょうか?そこから今のゲーム産業を作り出したのです。もう一度、そこにチャレンジして欲しいです。キャッシュは十分にあるんだし。

 

"Apple killed walkman, next killed BlockBusters, and now kills Nintendo."

では、では。

 

 

 

 

 

クラウドサービスをまとめるMultCloudは超便利!

久々のブログ更新です。

 

今日は、複数クラウドサービスをまとめて管理するMultCloudについて書きます。

 

今、クラウドサービスは戦国時代を迎えています。

昔のクラウドサービスは、無料版の容量が1GBぐらいしかなく、これでは使い物にならないので、渋々有料版にアップグレードして年間4000円を支払っている人もいました。

しかし、今はGoogleMicrosoftが15GBの無料クラウドサービスを提供していて、全ての無料版を足せば50GB程度のクラウドサービスが使えるようになりました。

私が使っているクラウドサービスは(全て無料版です。)、

1)Dropbox :                      2GB

2)Google Drive :             15GB

3)OneDrive (Microsoft):  15GB

4)iCloud (Apple) :             5GB

合計:37GB(無料版)

 

全ての写真や音楽をクラウドにアップしているツワモノには、40GBでは足りないでしょうけど、普通に使っている人には十分です。

しかし、其々のクラウドサービスには癖があります。iCloudAppleのアプリデータしか置けません。その他3つのクラウドサービスはどのタイプのファイルも置けるので使い易いです。その中でもDropboxはいろいろなサービスと連携しているので、ここにファイルを置くと便利です。ただし、無料版は2GBしかないので、PDFファイルとかを置くとすぐにいっぱいになります。

そこで退避場所として、すぐに使わないファイルはGoogle Driveに置いておいて、必要な時にDropboxに移動する、という手が使えます。

問題は、これをマニュアルでやると結構大変なんです。

Dropboxを開く-> ファイルをローカルに移動->Google Driveを開く-> ファイルをGoogle Driveに移動-> Dropboxからファイルを削除

これを毎回やるのは現実的ではないですね。

そこで今日紹介するMultCloudを使うと、1つのクラウドサービス内でのファイル移動として扱えます。

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MultCloud自体もウェブサービスなので、アプリをインストールする必要はありません。"www.multcloud.com"にアクセスしてください。

まずMultCloudにアカウントを作成します。

すると上記の画面になり、MultCloudに追加できるクラウドサービスが出てきます。

メジャーなサービスとして:Dropbox, Google Drive, Amazon Drive, OneDrive, Amazon S3, Boxが追加できます。iCloudはまだサポートされていません。

クラウドサービスを追加するには、追加画面から利用しているクラウドサービスとログイン情報を入力すれば、クラウドにアクセスしてファイルのやり取りができるようになります。

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上記がDropbox, Google Drive, OneDriveを登録した画面です。

Capcityの欄には総容量と使用している容量が表示されています。

なぜかOneDriveはUnkownになってます。

 

次にファイルの移動手順について書きます。

1)Dropboxを選んでフォルダーを開くと保管されているファイル名が表示されます。

2)ファイルを選んで、右クリックをすると:

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上記のポップアップメニューが出てきます。ファイルの移動は"Copy to"を選びます。

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3)"Copy to"の画面で移動したいクラウドを選びます。

4)左下の”Move"にチェックを入れます。これをすると、ファイルをコピーした後に元のクラウドにあるファイルを自動で削除してくれます。

5)"Transfer"ボタンをクリックするだけで、DropboxからGoogle Driveにファイルを移動してくれます。

 

これで無料版のクラウドサービスを”まとめて”使い倒すことができます。

全てのデータをクラウドにアップする気はないですが、もっとクラウドを使い倒すべく、日々勉強していくつもりです。

 

"Let's use up, Cloud!"

 

では、では。

 

 

 

1Password:究極のパスワード管理ソフト(3)

今日はOSXiOS間での1Passwordの同期について書きます。

 

1Passwordの一番の売りがOSX, iOS, Windows, Androidに対応していて、それらの間で記録したパスワード情報を同期できることです。

OSXiOS間での同期はiClould経由で行います。

OSXWIndows, Android間での同期はDropbox経由で行います。

私はIPhoneユーザなのでiCloud経由での同期について説明します。

 

まず、1Passwordのメニューにある”環境設定”を選びます。

その中の”同期”を選ぶと下記が表示されます。

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ここで"iCloud"を選びます。選択の中に"Dropbox"もあるので、Windows, Androidと同期する場合は、こちらを選びます。

これでMac側の設定は終了です。

 

次にiPhoneに1Passwordアプリをダウンロードします。私はiTunesApp Storeからダウンロードしました。

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1Passwordアプリ自体は無料ですが、Proにアップグレードするには1200円掛かります。

ただし普通はProにアップグレードする必要はなく、Apple Watchと同期したい場合はProへのアップグレードが必要です。

iPhoneへインストールすると、"iCloudと同期しますか?”と聞かれるので、それに”はい”と答えると自動的に同期してくれます。

iPhoneの”設定”->"iCloud"を確認すると"1Password"がONになっています。

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これでiPhoneChromeアプリからMacと同様に1Passwordからのパスワードの自動入力でサイトに入れます。

Macでセキュリティ強化されたパスワードに変更していますので、iPhoneからのウェブサイトへのアクセスもセキュリティは十分です。

今までは、iPhoneからはパスワード入力が面倒だったので、決まったサイトにしかアクセスしませんでしたが、今後はMacと同じサイトに簡単にアクセスできます。

 

最後にiPhoneで一番便利な機能を説明します。

iPhoneでも1Passwordアプリを立ち上げるには、マスターパスワードの入力が必要です。私だと26桁のパスワードを入力するのは億劫です。

でも、iPhoneにはTouch IDと連携して、マスターパスワードの入力を自動化できるんです。

設定は簡単。

1PasswordのセキュリティでTouch IDをONにするだけです。

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後は、1Passwordを立ち上げると下記の画面が出るので、ボタンに親指をタッチするだけでアプリが起動します。超便利!

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今後、Touch IDはMacBookにも採用されるんじゃないでしょうか。

 

最後に1Passwordを使うことにした理由として、iCluodにパスワード情報が保管されていることです。

マシンの故障、災害等、今使っているマシンが使えなくなっても、新しいマシンにこのパスワード情報を共有して使えるようになります。

Mac版は有料ですが、セキュリティ強化と災害対策として導入してもよいのではないでしょうか。

 

では、では。