27年分確定申告書を早々と作成してみた
昨日、27年分確定申告書を作成しました。
昨年、長年勤めた会社を退職したので、退職後の確定申告は初めて。
過去9年間、国税庁が提供する「確定申告作成コーナー」を使って確定申告していますが、e-Taxは使っていません。そのためだけに住基カードを作る気がしなかったし、導入時のトラブルも聞いていたから。よって、「確定申告作成コーナー」で作成した確定申告書を印刷して、医療費の領収書を添付して税務署に提出しています。
ただし、マイナンバーが確定申告に必要になり、個人番号カードを作るので、来年からe-Taxにトライしてみようかと思っています。
さて、今年の 「確定申告作成コーナー」の推奨環境は以下になります。
早速、Windows10に対応しています。この対応は早いですね。
Windows10に対応するブラウザは、Edge20とIE11です。
Macは10.10 (Yosemite)までが推奨環境です。10.11(El Capitan)はまだ推奨環境ではありません。しかし、動かないかどうかはやってみないとわかりません。上記の表は、国税庁が動作確認をしただけですから。
ちなみに10.10(Yosemite)の推奨ブラウザはSafari8.0ですが、私は10.10とSafari9.0(最新版)で作業を行いましたが問題ありませんでした。
Windows10で気を付けなければいけないのは、e-Taxを行う場合はEdge20は対応していないことです。
Windows10でe-Taxを行う時は、IE11で作業する必要があります。
次にマイナンバーの扱いです。
今年からe-Taxで電子申告する時に住基カードに加えて、個人番号カードも使えます。ただし、マイナンバー通知が遅れて、まだ個人番号カードが届いていない場合は、有効期限が切れていなければ住基カードを使った方が安全です。
あと、確定申告書にマイナンバーを記載するのは、28年分確定申告書からですので、来年の確定申告からです。
その際、確定申告書にマイナンバーを記載するだけではなく、提出する時に、
1)個人番号カード
2)通知カード+本人確認書類(運転免許証、健康保険証等)
を提示する必要があります。
申告書を郵送する場合は、そのコピーを付けて提出する必要があります。
印刷した確定申告書を提出する際にも個人番号カードが必要なら、来年からe-Taxで電子申告する人が増えそうです。
結論としては、今年の確定申告にはマイナンバーは必要ありません。
最後に、私事ですが、昨年7月に退職し年末まで再就職しなかったので、通常とは違う確定申告になりました。
必要なのは、退職後に受け取る源泉徴収票です。ただし、この源泉徴収票は年末調整はされていません。
追加で必要なのは:
1)退職から年末までに支払った国民年金額
2)退職から年末までに支払った健康保険料
3)生命保険支払い額
会社に在籍中は、上記については会社が年末調整をしてくれるので、それ以外の控除対象がなければ確定申告をする必要がなかったのです。
あと、一番迷うのは、退職金の確定申告です。
退職金の確定申告は、退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を会社に提出していれば、退職金に関して確定申告する必要はありません。もし、提出していないようなら、退職金に関しても確定申告をしなければいけません。
ただし、退職金は給与とは区別して、単独で確定申告します。このことを「分離課税」といいます。
だから、
1)「退職所得の受給に関する申告書」を提出したかを確認して、
2)提出していなければ、給与所得の確定申告とは別に単独で確定申告をする
ことになります。
いろいろ細かい注意点がありますが、きちんと確定申告して還付金をゲットしましょう。
では、では。