特別定額給付金をオンラインで申請してみた
2年前にe-Taxで確定申告してから、すっかりご無沙汰だったマイナンバーカードとカードリーダーを使ってオンラインで特別定額給付金を申請してみた。
オンラインでの申請はPCからとスマホからできるが、私はe-TaxもPCからやったので今回もPCから申請した。なおPCからの申請にはマイナンバーカードを読み取るカードリーダーが必要になる。
私の場合、使用したのはMacBook Proだが、VMware Fusionを使ってWindows10がインストールしてあるのでWindows10+IE11の組み合わせで申請した。
まず申請に必要なものは:
1)Windows 10 + Internet Explorer 11
Windows 10 の最新ブラウザーはEdgeなのだが、総務省は未だに対応ブラウザーが
Internet Explorerのままである。ただGoogle Chromeも対象だ。
2)マイナンバーカード
3)カードリーダー
4)署名用電子証明書の暗証番号
マイナンバーカードを受け取った時に登録した最長16桁の英数字の暗証番号
5)利用者証明用電子証明書の暗証番号
マイナンバーカードを受け取った時に登録した4桁の数字の暗証番号
6)振込先銀行口座がわかる通帳またキャッシュカードの画像データ
口座名義(カタカナ)と口座番号が記載されている通帳又はキャッシュカードの
画像データ
ただし、ここで気をつけなければいけないのは、4)署名用電子証明書の有効期限が失効していないかどうかだ。
署名用電子証明書の有効期限は以下のタイミングで失効する。
1)発行の日以後5回目の誕生日
私は2016年6月に発行し誕生日が7月なので、2020年7月、つまり今年の7月まで
が有効期限だ。今回の給付金申請にギリギリセーフだった。
2)住所変更をした時
住所変更をした際に転入届を役所に持って行ったタイミングでマイナンバーカー
ドに新住所を記載してもらっても、それだけではダメで、別途署名用電子証明書
の再発行手続きをしなくてはいけない。
多くの人がこの住所変更した時に署名用電子証明書の再発行手続きをしておらず、今回オンラインで給付申請をして失敗している。問題は、再発行には役所に行く必要がありオンラインでは再発行手続きはできない。現在、そのため役所が混雑して”3密”らしい。正直、リスクを取って”3密”の役所に行くのは諦めて、郵送での給付申請にするのもいいかもしれない。時間はかかりそうだが。
ここから申請手順を示す。
1)IE11から”マイナポータル”サイトを開く。
最初にこのサイトを開いた時に、"マイナポータルAP"をインストールしますか?と
聞かれるので、”はい”でマイナポータルAPをインストールしておく。一番上に特別
定額給付金の申請サイトがあるので、”申請はこちら” をクリック。
2)”申請受付開始団体一覧”をクリックすると一覧表が表示されるので、自分の市町村が受付を開始しているか確認。
3)自分は武蔵野市在住なので、申請が開始されているのを確認。
4)次に動作環境の確認で、マイナンバーカード、署名用電子証明書の暗証番号、カードリーダの有無にチェックする。
5)申請する市町村を指定する。郵便番号を入力すれば自動入力される。
6)手続き検索で「特別定額給付金」を選ぶ。最初からチェックが入っている。
7)「特別定額給付金」説明が出てくるので、「申請する」をクリック。
8)再度、動作環境の確認をしてから、連絡先(メールアドレス、電話番号)を入力。
9)次に申請者情報の入力になるが、ここでマイナンバーカードを読み取ってカードに登録された情報を自動入力してくれる。「マイナンバーカードを読み取り」をクリックした後「利用者証明用暗証番号」(4桁の数字)を入力する。
10)氏名(漢字)、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレスは自動入力される。氏名(カタカナ)と郵便番号は自分で入力。
11)次に給付対象者の氏名を入力。世帯主と同一世帯の給付対象者も記載する。
12)次に受取口座情報を入力。
13)次に受取口座の氏名(カタカナ)と口座番号が表示されている通帳かキャッシュカードの画像データを添付する。
14)「登録した書類の内容」で「以上を確認・同意し、次へ」をクリック。
15)「電子署名の付与」画面で「電子署名を付与する」をクリック。
16)登録した署名用電子証明書の暗証番号(最長16桁の英数字)を入力すると、電子署名が付与される。それを確認して「送信する」をクリック。
17)送信が完了すると下の画面が表示される。この画面で「控えをダウンロードする」か「登録アドレスに送信」をクリックして、送信の控えを取っておく。
18)控えがダウンロードされていることを確認。
以上で申請は終了。あとは気長に口座に給付金が振り込まれるのをワクワクしながら待つだけ。
では、では。