AppleのMacBookはなぜ価格が高いのか?
先日のWWDC 17の発表を待って、4年ぶりにMacBookを買い換えた。
今まで使っていたのは、MacBook Air 2013。そして今回購入したのは。。。。
最新MacBook Pro 2017ではなく、先日のWWDC 17発表以後販売中止となった前モデルのMacBook Pro 2015をApple Storeの”整備済製品”として格安に購入した。
(写真左がMacBook Air 2013, 右がMacBook Pro 2015. 共に13inch Display)
前モデルのMacBook Pro 2015を購入した理由は、単純に新しいMacBook Pro 2017は価格が上がりコストパフォーマンスが悪くなったからだ。値上がり分に見合う新機能も搭載されなかった。(Touch Barは私には価値なし)
左が今回購入したMacBook Pro 2015のスペックと価格。中がWWDC 17で発表されたMacBook 2017。右がTouch BarなしのMacBook Pro 2017。メモリを16GBにしてあるのはWindowsを仮想化ソフトで快適に動かすため。
ご覧のように新しいMacBookシリーズは上記スペックだと20万円を超えてくる。
まだMacBook Airは販売しているが、私が欲しい16GBメモリ構成が組めない。
なぜAppleはMacBookシリーズの価格を上げたのか?その答えは今回のWWDC 17の発表にあった。それは新しいiPad Proである。
左が新しい10.5inchと12.9inchのiPad ProにSmart Keyboardを足した構成の価格である。
今回、日本語JISのSmart KBが発表された。これで日本語入力も格段に楽になる。
さらに今秋リリースされるiOS 11でiPadの使い勝手がmacOSに近づくことになる。
iOS 11の新機能:
1)「ファイル」アプリ
今までのiOSには「ファイル」の概念がなく、個々のアプリがそれぞれのデータ
ファイルを管理していた。これがmacOSのファインダーのように一元にファイル
管理ができるアプリが登場する。
2)新しいDock
新しいDockはアプリを開いていても常に下に表示され、Dockの中のアイコンを
ドラッグ&ドロップで上の画面に持っていくだけで、現在開いているアプリを閉じ
ずに画面分割して開くことができる。つまり、macOSのように複数のアプリを同時
に開くことができる。(要するにmacOSに近づいてきたと言うこと)
このようにiPadをPCに近づけて10万円帯のPCをiPadに置き換えて、MacBookは
20万円代に持っていき棲み分けさせようという戦略のようだ。
確かに新しいiPadを使えば普通にPCで行うことはサクサクできるだろう。しかし、
廉価なPCで生産活動を行いたいユーザーは多く存在するし、その人たちに無理にiPadを
強いても移行するだろうか。
最近のAppleには焦りと奢りが見え隠れする。
まあ、MacBook Airはまだ販売しているし、安いMacBookが欲しい人はそれで十分な人も多いだろう。
MacBook Airは名機であり、バカ高い12inch MacBookより使い勝手がいいのでお勧めではある。
では、では。