任天堂 岩田社長の死去について

昨日、任天堂の岩田社長が7月11日に死去された事が発表された。

 

享年55歳。私と同世代。人は死ぬ時は死ぬ。改めて教えていただいた。

実は10年前、大学の同級生が突然病気で亡くなった。その時も”ああ、人は46歳でも死ぬんだ”と当たり前の事だけど、どこか避けてきた命題に突きつけられた。

 

先月まで同じゲーム業界で働いていて、面識は勿論ないが、岩田社長の事は経歴も含めてフォローしていた。前社長の山内さんが身内からではなく、外様の岩田さんを社長に指名。これで任天堂も安泰だと思っていたのだが。

 

ただし岩田社長の病気については以前からわかっており、亡くなる前に社長から降りて療養に専念することはできなかったのか。手術後、復帰した時の激やせ姿には驚いた。

しかし岩田社長は6月の株主総会も出席しており、ギリギリまで社長業務を続けていた。本来なら、そこで社長交代を発表するべきではなかったか。

 

突然の社長の死去に対するリスク管理は難しい。しかし、岩田さんの病気については1年以上前からわかっていたはずだ。

昨日の発表では、残った二人の取締役、竹田氏と宮本氏が共に代表取締役に就任するとの発表だけで、新社長の発表はなかった。

つまり、”決めていなかった”ということだ。これは問題だ。誰がなっても今の任天堂の舵取りは難しい。”ならし運転”なしの社長業は務まらないだろう。

任天堂の迷走が予想される。

 

会社の事業継承は、”生きている”間に行わないと会社を潰すことになる。

 

では、では。