備忘録:来年のe-Taxのために
今年の確定申告からマイナンバー記載が必須になったことから、e-Taxで確定申告にチャレンジしようと思ったのだが、案の定問題が出て進められなくなったので、今年は断念して紙に印刷して提出した。
ただ、このまま放置しておくと、来年もe-Taxでの確定申告が難しいので問題点を解消しておこうと、
1)マイナンバーカードからのデータ読み込みの確認
2)利用者識別番号の登録
3)電子証明書の登録
ができることを確認した。
今回の問題点は、結論から先に言うと、マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワードが、登録してあるものと控えに記述されていたものとが違っていたことだった。
つまり、最初にマイナンバーカードをもらいに行った時に間違って登録してしまったみたいだ。結局、5回間違って入力してロックが掛かってしまい、市役所まで行って再設定し直した。今度は控えていた16桁のパスワードを慎重に2回入力して、やっとカードリーダーにセットしたマイナンバーカードからデータが読み込めた。やれやれ。
では、今回行ったe-Taxのためのセットアップ手順を、来年のe-Tax申告の備忘録としてブログに残しておく。
まず私のe-Taxの動作環境は、MacのVMware Fusion上で稼働しているWIndows10とInternet Explorer 11(IE11)の組み合わせで行った。
1)Windows10の標準ブラウザはEdgeなので、IE11はポップアップメニューの
「よく使うアプリ」にあるアイコンをクリックして立ち上げる。
2)IE11が立ち上がったら、国税庁のホームページ(https://www.nta.go.jp/)へ行って、「確定申告特集」をクリック。
3)「確定申告特集」ページにある「e-Taxで申告するには」をクリック。
4)すると、「初めてe-Taxをご利用される方」に必要な事前準備を説明するリンクがるのでクリック。
5)すると、e-Taxで申告するための事前準備を4ステップで行うことが提示される。
5−1)ステップ1:利用環境の確認
Windows環境では、最新の組み合わせはWindows10とIE11になる。
Macintosh環境では、OS10.11(El Capitan)とSafari9.1だが、最新の組み合わせは
OS10.12(Sierra)とSafari10.0であり、既にSierraにアップグレードした場合は推奨環境から外れてしまう。国税庁のMac軽視は相変わらずである。
5−2)ステップ2:マイナンバーカードの取得
もちろん、e-Taxでの申告書作成前にマイナンバーカードを取得しておくこと。
または、住基カードを持っている方で、まだ有効期限内なら引き続き住基カードでもe-Tax申告はできる。
5−3)ステップ3:ICカードリーダライターの準備
今回のe-Taxのため、上記写真のICカードリーダライター:ACR39-NTTcom(接触型)を購入した。ヨドバシで購入して価格は¥2,300。この機種にした理由は、WindowsとMac両方に対応していること。
最初にこのICカードリーダライターのドライバソフトをインストールする。
1>ドライバソフトのインストール方法
ー「NTTCom ICカードリーダライタ」で検索
ー ダウンロード画面からACR39-NTTComの画像をクリックし、ドライバ
ダウンロード画面へ進む
ー インストールマニュアルをダウンロードして、解説手順に則ってドライバソフト
をインストールする。
2>ドライバーソフトのインストールが完了したら、USBポートにICカードリーダ
ライターを接続する。
3>VMware Fusionの「仮想マシン」メニューの「USBとBluetooth」を選び、
「Advanced Card ACR39U ICC Readerに接続」をクリック
→ドライバのインストールが開始。
4>正常にインストールされているかデバイスマネージャーを確認する。
ー「コントロールパネル」で検索して、コントロールパネルを開く。
ー「スマートカード読み取り装置」の下に「ACR39U ICC Reader」があることを
確認してクリック
ー「このデバイスは正常に動作しています。」を確認して「OK」をクリック
5−4)ステップ4:事前準備セットアップ
ー「事前準備セットアップファイルをダウンロード」をクリック
ー「事前準備セットアップファイル実行手順書」に従って進める。
6)利用者識別番号の登録
6−1)「申告書・決算書 作成開始」をクリック
6−2)「e-Tax」をクリック
6−3)「利用者識別番号をお持ちでない方」をクリック
6−4)氏名等を入力する。
6−5)納税地を入力する。
6−6)提出先税務署を選択する。
6−7)暗証番号と納税確認番号を入力する。
暗証番号:利用者識別番号の暗証番号(英小文字と数字で8桁以上)
納税確認番号:電子納税を行う時に入力(数字6桁)
6−8)メールアドレスを入力して、確認ボタンをクリック。
6−9)入力内容の確認画面が表示されるので、問題なければ「送信」ボタンを
クリック
6−10)個人の利用者識別番号と暗証番号が表示される。
6−11)「印刷」ボタンをクリックして、表示されている利用者識別番号と
暗証番号を印刷する。その後、「次へ」ボタンをクリック
7)電子証明書の登録
取得した利用者識別番号を電子証明書に登録します。
7−1)利用者情報の内容確認で登録情報を確認して、問題なければ「次へ」を
クリック
7−2)ICカードの準備で「公的個人認証(マイナンバーカード)」を選択して
「次へ」をクリック
7−3)マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号を入力する。
これはマイナンバーカードの16桁の暗証番号で、利用者識別番号の暗証番号
ではない。
7−4)電子証明書の内容確認で有効期限を確認して、「次へ」をクリック
7−5)「電子証明書の登録(再登録)」画面で、利用者識別番号の暗証番号
(英小文字と数字で8桁以上)を入力して、「次へ」をクリック
7−6)即時通知画面「受信通知確認」をクリック
7−7)受信通知画面で登録内容を確認し、「次へ」をクリック
これで申告書作成前の事前準備は終了。
来年は上記の準備はできているので、利用者識別番号と電子証明書が登録されているかを確認して、すぐに申告書作成を進める。
電子証明書の登録の確認は、確定申告書トップページの左にある「電子証明書の
登録・再登録のみを行う方」をクリックする。
最後にマイナンバーカードがICカードリーダーから読み込めるか確認する手順を書きます。
1)ICカードリーダーをUSBに差し込む。
2)「仮想マシン」→「USBとBluetooth」→「Advanced Card ACR39Uに接続」
3)検索「JPKI」で「JPKI使用者ソフト」を立ち上げる。
4)JPKI利用者ソフトの「動作確認」ボタンをクリック
5)「実行」をクリックして、動作状況が全て「OK」なのを確認後、「閉じる」
6)次に「自分の証明書」ボタンをクリック
署名用電子証明書のパスワード:英大文字と数字の16桁の組み合わせ
9)利用者の署名用電子証明書の内容を確認
10)「有効性確認」ボタンをクリック
11)結果が「有効」なのを確認して「OK」
これでマイナンバーカードが正常に読み込めているのが確認できました。
来年は、この備忘録を見ながらe-Tax確定申告に挑戦します。
では、では。