マイナンバーカードを(やっと)申請してみた

本日、個人番号(マイナンバー)カードをWebから申請した。

 

この時期に個人番号カードを申請したのには訳がある。

1)来年の確定申告はe-Taxで行いたい。

  e-Taxで確定申告するには、(住基カードを持っていなければ)個人番号カードが

  必要になる。

2)現在、個人番号カードを申請しても、できるまで6ヶ月かかっている。

つまり、このタイミングで申請をしないと年末までに個人番号カードが出来ない可能性があったので申請をした。

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今後、交付処理もこなれて短期間になるだろうが、やはり今年中に入手しておくには、このタイミングで申請しておいた方が良さそうだ。

申請は、Web経由で行った。

1)まず「マイナンバーカード 申請」でググると、「マイナンバーカード総合サイト

  /パソコンによる申請方法」がトップに検索されるので、それをクリック。

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2)上記の「オンライン申請用サイトはこちら」をクリックして、申請を開始。

3)申請に必要なのは下記の情報:

 1. 申請書ID: 通知カードの下に付いている交付申請書のトップに記載されている

  23桁の数字

 2. メール連絡用氏名: PCで使用できる漢字で書かれた氏名。特殊な漢字だとメールで

  通知する時に漢字が表示されないので。

 3. メールアドレス: 実際の登録サイトのURLは、このメールアドレスに通知される。

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4)次に顔写真の登録。事前に顔写真をデジタルデータでPCに読み込んでおく。

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 5)取り込んだ顔写真データは上記の規格に合うようにトリミングしておくこと。

  私はマイナンバーカードの顔写真はずっと残るので、写真店で撮影した。

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6)顔写真の登録した後は、生年月日の入力する。

7)電子証明書の発行希望の有無とは、今後マイナンバーカードを使ってPCから

  個人認証を行う時に入力するパスワードを登録するかどうかを確認するもの。

  デフォルトは希望ありになっている。希望ありの場合は、マイナンバーカードを

  受け取る際に、パスワード(8桁以上の英数字+記号)とPIN番号(数字4桁)を

  登録する必要があるので、事前に決めておくこと。

8)氏名の点字表記の希望の有無の確認。デフォルトは希望なし。

以上で登録は完了。完了後、登録完了通知がメールで届く。

後は、忘れた頃に交付通知書が届くのを待つだけ。

 

交付通知書が届いたら、受け取りの段取りについてレポートする予定。

 

では、では。

バイオマス発電所を観てきた!

5/20(金)に日帰りで岡山県真庭市にできたバイオマス発電所を観てきた。

真庭観光連盟が催行する”バイオマスツアー真庭”に個人参加してきたのだが、実は3年前にも参加している。今回の目玉は、1年前に稼動した真庭市バイオマス発電所だ。

発電出力10,000kWで、一般家庭の約22,000世帯分の発電量を誇る。

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1. バイオマス発電所がある真庭市について

集合場所の真庭市役所までは、岡山空港からレンタカーで約1時間、岡山自動車道中国自動車道を経由していく中国山脈の山中にある。

真庭市は、岡山県で一番大きな市だが、人口は48,400人と人口減少に悩む地方都市である。

 真庭市の山林面積は65,600haで内訳は人工林60%:天然林40%、人工林の内、ヒノキ72%:スギ22%の林業がメインの市である。ご多聞に漏れず、真庭市の山林も手入れが行き届かず、間伐材がそのまま山に残されている状態があった。また製材所から出る木屑も産廃として廃棄していた。それらを木質バイオマス発電所で処理して地域内でエネルギーを循環させようという壮大なプロジェクトだ。

 

2. 木質バイオマス発電所の現状

実は、現在全国で20か所以上で発電出力10,000kW以上の木質バイオマス発電所の建設が計画・進行中である。

何故このような大規模バイオマス発電所が建設されているかというと、再生エネルギー固定価格買取制度(FIT)で基準モデルを5,000kWにしたからである。

そこでFIT基準で再生エネルギー売電で参入を計画した企業・自治体は、燃料となる木質材の供給の目処も立てずに計画を進めたところが多い。現在、稼動を開始したバイオマス発電所では燃料となる木材が集まらず、稼働率が予定より上がらずに赤字になっているところが多い。

5,000kW級の発電所だと年間10万立法メートルもの木材(約6万トン)が必要になる。多くのバイオマス発電所ではこの規模の木材を集めることができず、稼働率が上がらない。

つまり10,000kW以上のバイオマス発電所はどこにでも作れるわけではないのだ。

 

3. 真庭バイオマス発電所は健全な供給サイクルで発電している

真庭地域には、森林資源だけでなく、原木市場、製材所、製品市場全てが揃っている。

1) 原木市場:3市場 (取扱量:年間12万立法メートル)

岡山県内の素材生産量は年間約33万立法メートル

2) 製材所: 30社 (木仕入量:年間約20万立法メートル)

          (製材品出荷量:年間約12万立法メートル)

*仕入ー出荷の差の8万立法メートルが木屑であり、これをバイオマス発電に活用している。

これらの木質系廃材に加え、山に残された間伐材を燃料とし、真庭バイオマス発電所は年間15万トンの木質バイオマスを使用して発電している。

 

このバイオマス発電に安定的に燃料を供給する真庭バイオマス集積基地(第2工場)が発電所と同じ真庭産業団地にある。

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この第2工場は2014年10月から発電用燃料の受入を開始した。年間約5万トンの発電用燃料の加工を行う。地域内外からも発電用燃料は集まり年間約15万トンの発電用燃料が集積される。

では、この工場で行う加工とは何か?それは破砕と乾燥である。

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この巨大な破砕機はカナダ製で、土がついた間伐材をそのまま破砕できる。日本製の破砕機は、土がついたままだと目詰まりしてダメだという。

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樹皮を除いた原木は、このチョッパーで破砕して燃料用のピンチップに加工する。

今までは、ヒノキのスライスチップは製紙用に(色が白いので)、スギのスライスチップは燃料用に販売していたが、ペーパーレス時代が本格して製紙の需要が減り、ヒノキのチップが製紙用に売れなくなってきている。それらの需要変動にも対応していかなくてはいけない。

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 写真に写っているのが、樹皮を破砕した山である。バイオマス発電所は原則含水率が50%以下の木質燃料しか買い取らない。原木を破砕するチップの含水率は30%以下なので、そのまま出荷できるが、樹皮や間伐材は含水率が50%以上あり、乾燥させて50%以下に減らしてからしか出荷できない。現状、野外で乾燥させているので、雨が降ると濡れてしまうので、雨が降るとシートをかけてなるべく濡れないようにしている。

本当は発電所も水分が多い樹皮や間伐材は買い取りたくないが、真庭バイオマスタウン構想はただ単に木材を燃やして売電するのが目的ではなく、山林の保護や地域林業がうまく回るようにするのが目的なので、樹皮や間伐材も燃料として買い取っている。

木質燃料の買取価格:

集積場での受入単価:5千円/t (木材タイプの区別なし)

 協議会費:    1千円/t

 輸送費:     1千円/t

 加工費:     3千円/t

発電所の買取価格: 1万円/t (含水率50%以下)

年間15万トンが発電用燃料とすると、年間7.5億円が木材や間伐材を持ち込んだ地域に還元され、発電所は年間15億円を燃料代として支払っている計算になる。

では、真庭バイオマス発電所は利益を出しているのか?

これを決めるのが、”稼働率”である。

 

4. 真庭バイオマス発電所の実績

では、稼動して1年の出来立てホヤホヤのバイオマス発電所を見ていこう。

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トラベリングストーカボイラー 

燃料は、ボイラの前壁より燃焼室内へ散布され、粒子の細かいものは燃焼室内で飛散中に乾燥・燃焼し、比較的粒子の粗いものは燃焼室内底部のストーカへ着床して、乾燥・燃焼を開始する。燃料は、ストーカが燃焼室の後方より前方へ緩やかに移動しながら前部の灰出口に到達するまでに燃焼を完結させますが、比較的ゆっくりとした燃焼であり、燃料の発熱量、含水率や形状への対応範囲が広いことが特長。

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木質チップ定量フィーダ

木質チップを定量供給する機械。右上の取入れ口からボイラーに供給される。

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 ボイラーの中を小窓から覗ける。これが灼熱地獄。

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蒸気復水器。タービンを回した蒸気を冷やして水に戻す。空冷式で建物の下にある大きなファンを回して蒸気を冷やす。

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 蒸気タービン。この左側に発電機がある。

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発電出力はきっちり1万kW出てました。

この内、1800kWを自己消費するので、実際の売電量は8200kWになる。

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受変電設備。この高架線が2キロ先の中国電力の電力線につながっていて売電している。ちなみに2キロ先の電力線に繋ぐのに4億円かかっている。

では、このバイオマス発電所の収支を見ていこう。

バイオマス発電のFIT買取単価:35円/kW

真庭バイオマス発電の売電量:8,200kWh

真庭バイオマス発電の稼働率:95% -> 年間330日

稼働率はこの1年間の実績である。当初の予定は70%だったが、それを大幅に上回っている。結局バイオマス発電所はどれだけ稼動したかが売上になるわけだから、これ以上の売上は望めない。

年間売上=売電量 X 稼動時間 X 買取単価

    =8,200kWh X 24h X 330日 X 35円/kW

    =23億円

先ほど発電所の燃料代を15億円と計算したので、粗利は約8億円になる。

これから経費を引いても十分黒字になっている。

ちなみにこの発電所は従業員15名ほどで運営している。

 

真庭バイオマス発電所の総事業費は41億円。その内補助金で21億円を賄っており、残りは銀行からの借り入れ等を行っているので、利益から返済をする必要はあるが、FIT買取価格が20年固定であれば、赤字になることはないだろう。

現在、稼働率95%で運営されているので、上記で計算した売上が最大になるので、今後も十分に木質燃料を供給できるかがカギになる。

真庭バイオマス発電所は、健全は供給サイクルの上で運営されている。

つまり真庭市は、災害にあって外部からの電力供給が止まっても自立できる市になったということだ。

羨ましいー。

 

では、では。

バスタ新宿を使ってみた!

先週の金曜日、10年ぶりに羽田空港から岡山まで国内線を使った際に、新しくできた”バスタ新宿”からリムジンバスで羽田空港へ行ってみた。

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新宿を経由して羽田空港を行く人限定の情報になるが、新宿から羽田空港第2ターミナルまで25分で行けるようになった。今まで品川から京急、浜松町からモノレールで行くと、乗り換えを入れると1時間弱かかっていたことを考えると大幅な時短になる。

 

では、JR中央線からの乗り換え手順を示す。

1)まず東京駅行きの中央線なら1号車に乗って新宿に駅に着いたら、そのままプラットフォームの一番端の出口に向かう。

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2)新南改札口のエスカレータに乗る。新南改札は甲州街道を越えて新宿バスタのビルの下にあるので、雨の日でも濡れずに行ける。

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3)新南改札を出てすぐ左に空港バス乗り場(4F)に直通のエスカレーターがある。

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4)長いエスカレーターを上ると左手にバスターミナルの入り口がある。JRからの乗り換えだと10分でも間に合うかもしれないぐらいの近さ。

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5)入口を入って手前の発券台の一番左のオレンジの発券機が空港バス(羽田、成田)

用発券機。右の発券機は高速バス用でこれでは羽田、成田行きは発券されないので要注意。

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6)羽田行きは"A1"乗り場。成田行きは"A2"乗り場から。

 

バスタ新宿発羽田空港行きの基本情報:

1. 料金:  大人片道1,230円。

2. 所要時間:第2ターミナル(ANA系)まで25分

      第1ターミナル(JAL系) まで30分

      国際線ターミナル    まで40分

3. 運行状況:基本は20分間隔で運行。朝6時台は6:00,6:10,6:20,6:30,6:50で運行

      20:00発以降は国際線ターミナルのみ停車。

      バスタ新宿始発は4:00。ただし、これは国際線ターミナルのみ停車。

      4:40発から国内線ターミナル停車。

      バスタ新宿最終は22:50。国際ターミナル着は23:20。

 

一つ要注意なのが、混んでいると定員になり次第、次以降のバスに振り替えられる。

乗りたいバスの時間ギリギリに行くと、既に満席になっている可能性があるので余裕を持って行った方がいい。

もし乗りたいバス時刻が決まっていたら、ネットで予約もできる。(会員登録が必要)

 

今回、自分は6:20発が乗りたい時刻だったが、一つ前の6:10に間に合うように行ったら、発券機に着いた時は満席だった。そこで6:20のチケットを買って乗車口へ行ったらキャンセル待ちの列があり、そこに並んでいたらキャンセルが多く出て、6:10発に乗ることができた。とりあえず、満席でもキャンセル待ち列に並んでみるのをお勧めする。

 

なぜ新宿から羽田まで25分で行けるようになったかというと、新しく開通した中央環状線(渋谷ー大井)を使っているからだ。だから渋谷から大井までは全て地下である。

東京の西側に住んでいる人は、羽田までは空港バスが一番早くて便利になった。

 

では、では。

 

 

 

 

熊本地震で考えたこと:今こそ道州制の導入を!

熊本地震が発生して2週間が経った。以前の震災と比べて、復旧に関して改善したことは多くある。

**改善点(良くなっていること)**

1. 迅速な自衛隊の派遣による人命救助と被災者援助

 今回も自衛隊員の懸命な人命救助と被災者援助には頭が下がる。自衛隊員も誇りを持って任務を遂行しているし、被災者も本当に感謝している姿を見て涙が出た。

2. 迅速な交通網の復旧

 今回の地震後の交通網の復旧は迅速だった。ほぼ2週間で空港、新幹線、高速道路が復旧した。直下型地震では橋が落ちるなど甚大な被害が発生することが多いが、そこまでの大きな被害はなく復旧が早まった。やはり日本の土木技術は素晴らしい。

 

ただし、今回の震災でもあまり改善されない事も多くあった。

 **問題点(前回より改善されていないこと)**

1. 支援物資の配給方法

 まず支援物資が直接被災地に送られて、そこで仕分けに手が回らず、各避難場所まで適切に配送されない事態が今回も起こった。あと、テレビやSNSで物資支援を依頼したところに過剰な支援物資が届いた反面、支援を依頼できないところには送られない問題が発生した。

→解決策:まず被災していない近隣県に配送センターを立ち上げて、そこから避難場所に配送する手配を整える。実際、コンビニ各社では前回の東日本大震災の教訓から震災後、すぐに物流網を再編して近隣県からの配送を行い、迅速にコンビニ店の再開にこぎつけた。民間でできるのだから国ができないのは何故?

2. 子供や介護が必要な方の緊急避難場所の提供

 まだ余震が続く中、乳幼児を抱えた親や介護が必要な方が被災地の避難所で大変苦労されている。まずこのようなサポートが必要な人を被災していない近隣県の施設が受け入れを行う必要があるのではないか。ようやく今日、熊本県からの要請で、福岡、佐賀、長崎が被災者の受け入れを始めたとのニュースがあったが遅すぎる。最低でもインフラが復旧するまでの緊急避難を被災後すぐに行う必要がある。

3. 罹災証明書が発行できない

 熊本県の5つの市町村役場が被災して機能しなくなっている。家屋の復旧資金を申請するのに必要な罹災証明書が発行できず、復旧が滞っている。

→解決策:まず市町村が持つ住民情報をネットワーク化して、どこからでもアクセスできるようにして、被災していない近隣市町村で発行できるようにする。実際、それを可能するためのマイナンバーではなかったのか?

4. マスコミの過剰報道の問題

 多くのマスコミに対する過剰報道と被災者にかける迷惑についてSNSを通じて報道がされている。観ている視聴者も過剰な報道に参っている。

→解決策:震災報道については、公共放送であるNHK被災した地域にあるローカル局に限定すれば良い。そして視聴率からそれらの報道は外す。NHKなら視聴率から外されても問題ないでしょう。

 

今回の震災もだが、一つの県が震災復旧を全て自県で行うのは不可能だ。今回もほぼ熊本県全域が被災しているので、熊本県が直接国と救援について交渉するには限界がある。やはり広域な行政機関を作って、そこが国と救援交渉をするべきだ。

今こそ先延ばしになっている”道州制”を導入して、今回の震災なら”九州”が窓口になって、支援活動を行うべきだ。

これから熊本地震クラスの震災は頻繁に起きる。あとどこで起きても不思議ではない。地震予測はできないという前提で、いつ、どこで起きても迅速に対応出来る組織として道州制の導入を至急進めるできだ。

 

では、では。

 

アマゾン・プライムの衝撃とデカiPad Proとの相性

 先日、アマゾンで買い物をして時間指定で配送しようとしたら、非会員だと360円取られることがわかった。計算すると、年間11回買い物をすればアマゾン・プライムの会員費3,900円と同じなので、アマゾン・プライムに加入した。

 アマゾン・プライムに加入すると以下の特典が付いてくる。

1. 配送特典

お急ぎ便、時間指定が使い放題。最近、非会員でも送料無料だったのが有料に戻ったので、さらにプライム会員が増えるのでは。

2. Kindleオーナーライブラリー

Kindle書籍リーダー、Kindleタブレットのオーナーは毎月1冊、対象のkindle本が無料でダウンロードできる。これに吊られて、新しいKinlde Oasisを買っちゃいそう。

3. プライム・ビデオ

Huluは月額933円(税抜)、Netflixはベーシックプラン(SD画質、同時視聴1ストリーミング)が月額650円(税抜)。プライム・ビデオは配送特典を年間11回以上使えば、実質タダ。もちろん、観たいビデオがあるかが重要だけど、月額料を払ってまで見たいビデオがHuluとNetflixにある?

4. プライム・フォト

基本、無制限で写真をクラウドに保管できる。保管した写真は、Amazon PhotoアプリをiPadにインストールすれば閲覧可能。iCloudに保管するには有料でストレージを拡張する必要あり。Google Photoも無制限に写真をアップロードできるが、写真サイズが縮小される。

5. Prime Music

他の音楽配信サービスとの比較表

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Prime Musicはプライム・ビデオと同様に配送特典を年間11回以上使えば、実質タダ。

あと、今月からラジオ機能も追加されたので、フル機能がそろった音楽配信サービスとしては圧倒的なコスパ。もちろん、配信曲数が100万曲と他のサービスより少ないが、Amazonがこれからどんどん曲数を増やしてくる可能性は高い。コアな音楽ファンには物足りないかもしれないが、はやりのBaby Metalthe Beatlesは全曲入っているので、ライトな音楽リスナーにはこれでOKでは?

6. その他のサービス

会員限定先行タイムセールス、Amazonパントリー、Amazon定期おトク便、おまとめ割引などがある。

これらを全部まとめて年間3,900円で使える。圧倒的なコスパである。

気をつけなければいけないのは、一度会員になって囲い込まれると抜けられなくなることだ。その後で年会費を値上げする可能性が高い。実際、アメリカのAmazon Primeの年会費は$99 (=11,000円)だ。しかし、将来値上げされるとしても、やはり現在の3,900円はやはり超お得であろう。

 

ちなみにプライム・ビデオ、プライム・フォト、Prime Musicはコンテンツをダウンロードしても使えるが、基本はストリーミングで楽しむ。

そうなると自宅で高速Wifiが必須となる。自宅はTime Capsuleから802.11acをサポートしている。そしてデカiPad Proも802.11acをサポートしているので、ストリーミングで再生しても遅延なくコンテンツが楽しめる。

そしてiPad Proがプライム・ビデオ、Prime Musicに最適なデバイスである理由が、4隅にあるスピーカーである。

iPad Airには縦に置いた時に下の隅2箇所にスピーカーがあったが、iPad Proからは4隅にスピーカーが付いた。これによって、横置きにしても左右のスピーカーから音が出るようになった。以前のiPad Airは横置きにすると、右か左からしか音が出ずに音楽やムービーを再生するには不向きだった。

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iPad Proは4隅のスピーカーからバランスよくサウンドが出力されるので、音楽を聴くにも、映画を観るにも最適なデバイスだ。

上のiPad Proの画面は、Prime Musicに新しく追加されたプライムラジオ。

今、70年代、80年代ロックを聴いているが、懐かしい曲が次々と流れてきて心地よい。

 

では、では。

 

私がデカiPad Proを買った理由

3月22日のアップル発表会を見てから、やはりデカイ方のiPad Proを購入した。

今回発売された9.7inchのiPad Proと12.9inchのiPad Proには使用用途に大きな違いがある。

やはり、デカイiPad Proは、その名の通り”プロ”向けの製品である。

1. ビューワーとして使う

 12.9 inchはほぼA4サイズと同じになる。つまり、雑誌や解説本がそのままのサイズで表示できるので、サイズを拡大しなくても、そのまま読めるメリットは大きい。

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紙のMacFanとデジタルのMacFanを比較してみた。ほぼそのままで読める。これが9.7inchだと全体表示が縮小されるので、読みたいところをいちいち拡大しなくてはいけない。(老眼なので致し方ない。)

このサイズだと、雑誌、解説本などA4サイズの書籍をデジタルに置き換えられる。

実際、アマゾンのキンドル本コーナーには雑誌、解説本も多く販売されており、一気に書籍のデジタル化が進みそうだ。

 

 2. 外付けディスプレイとして使う

 デカiPad Proのサイズは13inch MacBook Airとほぼ同じサイズになる。

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つまり、同じサイズの外付けディスプレイを付けたのと同じ用途に使える。

確かにEl CapitanならSplit Viewで画面を2分割にもできるが、それだと個々の画面が小さ過ぎる。また、もっと安くて大きい外付けディスプレイもあるが、持ち運べないし、用途が限定される。私は、iPad Proを解説本のビューワーとして使いたかったので、MacBook Air + iPad Proはベストな組み合わせになった。

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今、Swiftの勉強を始めているが、非常に効率良く学べる環境が整った。

紙の解説本は分厚くて、手でページをめくる必要があったが、デジタル解説本はフリックでページめくりができる。かつ、読みづらいところは拡大もできる。キンドル本なら、Macでも読めるので、サンプルコードのコピペも簡単。どのくらい、効率良く勉強ができるか頑張ってみたい。

 

3. プロのためのツール

 デカiPad Proは、デザイン、イラストなどアート系のプロが使いたがるツールとして仕上がっている。やはり、プロにはこのサイズの”キャンパス”が必要だと思う。

漫画家がこのデカiPad Proをデジタル漫画を描くのに使えるかのレビュー記事が掲載されていたが、かなり本気でこのiPad Proをワークフローに組み込むことを検討していた。

 やはり、Apple Pencilの出来の良さが大きい。実際に使ってみると、普通に紙に鉛筆で書くようにスムーズに線が引ける。あとペン圧、傾きで線の太さ、滲みも微妙に描ける。今までのタッチペンはポインタとして使うために作られたが、このApple Pencilは、プロが”線を引く”ことを目指して作られている。

 このApple Pencilを使うことを前提にAdobeは数多くのiPad向けのアプリを提供している。下記にその一覧(一部)を示す。

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 面白いのは、iPadアプリにPhotoshopIllustratorはない。Photoshop ExpressはPhotoshop ElementのiPadアプリ版なので少し違う。

 Adobeは、iPad Proには編集アプリであるPhotoshop, illustratorの前段階である”入力”に特化したiPadアプリを提供して、スケッチや描画をiPadで、編集はMac/PCのAdobeアプリで行うワークフローを提示している。だから、iPadアプリは無料で提供されているものが多い。

 デジタルで元になるスケッチ入力ができれば、そのままPCで編集できるので、データの劣化がない。紙の上で描いたスケッチをスキャナーで読み込むことを考えれば、格段の差になる。

 

4. 9.7inch iPad ProはノートブックPCの置き換えを狙っている

 では先月発売になったチビiPad Proは、デカiPad Proと何が違うのか?

ずばり、チビiPad ProはノートブックPCの置き換えを狙っている。デカiPad Proは外に持ち出して、ドンドン使うには少し大きすぎる。重くはない。13inchのMacbook Airに比べれば全然軽い。ただし、さっと持ち出して、外出先でメール、Officeソフトを使うにはチビの方が使いやすい。あと、やはりMicrosoftSurface Proの対抗機であることは間違いない。

 

私は、まず紙の書籍と同じサイズで読めるタブレットが欲しかった。用途がハッキリしていたので、チビiPad Proが発表されるのを待って仕様を確認してから、デカiPad Proを買った。非常に満足している。これで書籍の完全デジタル化が見えてきた。ただし、それは今まで支払っていた書籍代が本屋からアマゾンに流れることになるので、また本屋が潰れることにつながると思うと少し複雑だ。

 

ちなみにこのデカiPad Proに付けた名前は" iPad Pro Jumbo"である。

 

次回は、このデカiPad Proのマルチメディアプレーヤーとしての凄さを書く予定だ。

 

では、では。

 

 

VMware Fusion上のWindows7をWindows10にアップグレードしてみた

今はMacBook Air上で、VMware Fusion仮想マシンとしてWindows7を動かしている。

さて、Windows7, Windows8.1が稼働していれば、現在無料でWindows10にアップグレードできるが、その期限が7月に迫ってきている。それ以降は、有料(Windows10 Homeが18,000円ほど)で買うことになる。

Windows10へのアップグレードの方法として:

1. 現在仮想マシンとして動いているWindows7をアップグレードする。(無料)

2. Windows7とは別にWindows10の仮想マシンを作成して、両方使う。

 この場合、別途Windows10のライセンスを購入する必要がある。(約18,000円)

 

ちなみに”今、Windows10にアップグレードする必要あるの?”という質問があるとは思う。私も今までいくつのバージョンをスキップしてきたことか。

Winodows Vista, 8.0, 8.1...結局この15年間で使ったのはXPと7だけである。

またMicrosoftが虎の子のOfficeをMacに完全移植してくれたので、Windowsを使うことも本当に減った。(勿論、自宅での話で会社は別ですが。)

ただし、今でもWindowsでしか動かない以下のソフトを使っている。

1)Microsoft Money 2000

2)筆王Ver.18

3)信長の野望【革新】

Microsoft Moneyは、ずっと前に販売中止になっているソフトであり、実はWindows7もサポート対象外なのだが、インストールしたら動いたのでそのまま使っている。さすがにWindows10では動かないだろうと思い、代わりのソフトを探しているのだが、Moneyに代わるほど使いやすい資産管理ソフトが見つからない。そこでWindows10でも動くのか確かめることにした。

検証方法として、今MoneyがインストールされているWindows7を直接アップグレードするのが一番早いが、もし動かなかった時にWindows7に戻さなければならないし、戻しても動かなくなる可能性がある。

そこでWindows10を別の仮想マシンとして立ち上げて、そこにMoneyをインストールして動くか確認するのが安全だが、有償でWindows10を買うのも惜しい。

そこで無料の評価版がないか探したが、Windows10 Home, Proはすでに正式リリースされているのは評価版は見当たらない。

しかし、実は企業のソフト互換検証用にWindows10 Enterpriseの評価版が存在し、これは3ヶ月間無料で使える。さらに企業だけでなく、個人でもユーザ登録さえすればダウンロードして使える。

https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/evaluate-windows-10-enterprise

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上記の「サインイン」ボタンをクリックすれば、WIndows10 EnterpriseのISOイメージがダウンロードされる。

ダウンロードされたISOイメージを使ってWindows10を仮想マシンとして追加した。

VMware Fusion仮想マシンを追加するには、「仮想マシンのライブラリ」ウィンドウの左上にある「追加」の「+」ボタンをクリックすると、下記の画面が出てくる。

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 上記の「ディスクまたはイメージからイン」を選んで「続ける」をクリックすると、下記画面が出てくる。

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 あとは、ど真ん中にWindows10 Enterprise ISOイメージをドラッグすれば、自動的に仮想マシンを作成してくれる。

Windows10のインストールは以前に比べて、途中余計なことを聞かずにスピーディーに進むので、あっと言う間に終了した。今回は評価版だったので、シリアル番号の入力もなかった。

さて、Windows10が動いたので、早速上記の3ソフトをインストールして互換性を確認したところ、3つとも問題なく稼働した。

筆王はver.20がWindows10に対応しているので、バージョンアップする予定だが、Windows10サポート予定がないMicrosoft Money信長の野望【革新】が動いてくれたので、現存のWindows7を無料でWindows10にアップグレードすることにした。

 

本来なら、WIndows7の通知領域にある「田マーク」をクリックすれば、あとは質問に答えていけば、簡単にWindows10にアップグレードできるはずなのだが、VMware Fusion上の仮想マシンはそうはいかない。VMware FusionのディスプレイドライバーをWindows10がサポートしていないので、エラーで引っかかってしまう。

そこで結構複雑な手順でアップグレードする必要があるのだが、それは下記のブログに詳細な手順が書かれているので参照してほしい。

history.hatenablog.com

結局、昨日いっぱいかかってWindows10へのアップグレードが無事終了した。

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 懸案だったMicrosoft Moneyも問題なく動いている。

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 左が動いているMicrosoft Money。ただし、右の「アプリと機能」でMicrosoft Moneyを見てみると「利用不可」になっている。まあ、動いているから問題なしとするか。しかしMicrosoftも偉いね。販売中止になった自前ソフトもちゃんと動くんだから。

 

最後に冒頭での質問”今、Windows10にアップグレードする必要あるの?”についての答えは、”無料アップデート期間が終了する7月までにアップデートするべし”になる。

Microsoftの戦略として、今後はWindows10を無料で頻繁にアップグレードするつもりだ。つまり、AppleのようにOSは今後無料になる。それにより、古いバージョンのWindowsはサポート中止になる予定だ。まだ使い込んでいないがWindows10は以前のWindows8より安定しており、無料でできる間にアップグレードしておくことをお勧めする。